カメラをキャリブレーションする方法をドロップダウンボックスで選択します。
- [ドットパターンキャリブ]
- 既定のパターンが描画されたドットパターン治具を使用してカメラのキャリブレーションを行います。
- [ロボグリッドキャリブ]
- ロボットのハンドに取り付けたターゲットをカメラの視野内で格子状に動かすことでカメラのキャリブレーションを行います。
- [2次元ビジュアルトラッキング用キャリブ]
- ビジュアルトラッキング専用のカメラキャリブレーションです。ドットパターン治具を使ってウィザード形式でカメラをキャリブレーションします。
- [しない]
- このカメラを良否検査やキャリブレス2次元補正で使用する場合には、カメラをキャリブレーションする必要はありません。そのような場合に[しない]を選択します。
キャリブレーション方法を選択すると、選択した方法に応じて、ナビゲーションエリアに必要なステップが追加されます。
- カメラのキャリブレーションとは
- iRVisionはカメラで撮影した画像から対象物を検出します。検出した対象物の位置は、画像上における位置データとして得られます。しかし、iRVisionが検出した対象物の位置を用いて、ロボットの動作を補正するには、iRVisionが検出した画像上での位置データを、ロボットの動作の基準となっている座標系(ユーザ座標系、またはツール座標系)における位置データに変換する必要があります。このデータ変換を行うためには、カメラがロボットの座標系のどこを、どのように見ているかといった情報が必要となります。この情報を設定する作業を「カメラのキャリブレーション」と呼びます。
カメラのキャリブレーションは、iRVisionを使ってロボットの動作を補正するアプリケーションにおいて重要な要素です。ロボットの動作を正確に補正するには、カメラのキャリブレーションを正確に行う必要があります。