本機能では、教示操作盤上に任意の確認ウィンドウを表示させることで、作業を円滑に行うことが可能になります。任意の確認ウィンドウを表示するためには、まず表示項目の設定を行い、次に予め登録されているマクロプログラムを呼び出します。
サンプルとして使用できるメニューがあらかじめ定義されています。サンプルメニューをそのまま使うこともできますし、必要に応じて変更することもできます。
表1.確認ウィンドウ設定画面項目
項目 | 説明 |
確認ウィンドウ |
TP プログラム実行中、作業者に何か注意を促したいときに使用します。確認ウィンドウが表示されているときは、入力キーが押されるまでTP プログラムは先に進みません。 |
選択ウィンドウ |
TP プログラム実行中、作業者にハイ/イイエの選択を求める時に使用します。選択ウィンドウが表示されているとき、ハイ/イイエのどちらかを選択するまでTPプログラムは先に進みません。 |
リストメニュー |
TP プログラム実行中、作業者にリスト一覧から選択を求めるときに使用します。リストメニューが表示されているとき作業者が選択をするまでTP プログラムは先に進みません。 |
状態メニュー |
TP プログラム実行中、生産状態を表示するときに使用します。状態メニューが表示中であってもTP プログラムは実行し続けます。また状態メニュー表示は1秒毎に最新の状態に更新されます。 |
入力メニュー |
TP プログラム実行中、作業者に値(整数、実数、ブーリアンもしくは文字列)の入力を求めるときに使用します。入力メニューが表示されているときはF2「終了」を押すまでプログラムは先に進みません。 |
確認ウィンドウは作業者に何か注意を促したいときに使います。確認ウィンドウが表示されているときは、入力キーが押されるまでTP プログラムは先に進みません。また、ウィンドウが表示されている間は、作業者は他のメニューにアクセスすることはできません。確認ウィンドウの例として図1."確認ウィンドウ"を参照下さい。
確認ウィンドウを表示させるにはマクロプログラムPrompt Box Msg (Menu)を使います。
確認ウィンドウに表示したい文字列を確認ウィンドウ画面で入力することができます。表2."確認ウィンドウ画面項目"に確認ウィンドウ画面項目の一覧を示します。表3."確認ウィンドウ詳細画面項目"に確認ウィンドウ詳細画面項目の一覧を示します。
表3.確認ウィンドウ詳細画面項目
項目 | 説明 |
確認ウィンドウメニューNo.: |
メニュー固有の番号(1-99)です。 |
メニュー名 |
メニューの名前です。 |
行 |
メッセージの行番号です。最大で5行です。 |
テキスト |
確認ウィンドウに使用する表示テキストです。 |
作業者にハイ/イイエの選択を求めるときに使用します。選択ウィンドウが表示されているとき、ハイ/イイエのどちらかを選択するまでTP プログラムは先に進みません。また、ウィンドウが表示されている間は、作業者は他のメニューにアクセスすることはできません。 選択ウィンドウの例として図2."選択ウィンドウ"を参照下さい。
表5.選択ウィンドウ詳細画面項目
項目 | 説明 |
選択ウィンドウ(Y/N): |
メニュー固有の番号(1-99)です。 |
メニュー名 |
メニューの名前です。 |
行 |
メッセージの行番号です。最大で5行です。 |
テキスト |
選択ウィンドウに使用する表示テキストです。 |
作業者にリスト一覧から選択を求めるときに使用します。リストメニューが表示されているとき作業者が選択をするまでTP プログラムは先に進みません。リストメニューの例として図3."リストメニュー"を参照下さい。
表7.リストメニュー詳細画面項目
項目 | 説明 |
リストメニューNo.: |
メニュー固有の番号(1-99)です。 |
メニュー名 |
メニューの名前です。 |
行 |
メッセージの行番号です。最大で8行です。 |
テキスト |
リストメニューに使用する表示テキストです。 |
実行TP |
対応する項目が選択された時に実行するTPプログラムです。 |
タイトル |
メニューを表示する際のタイトルです。 |
入力 |
入力行に表示されるメッセージです。 |
表9.状態メニュー詳細画面項目
項目 | 説明 |
状態メニューNo.: |
メニュー固有の番号(1-99)です。 |
メニュー名 |
メニューの名前です。 |
行 |
メッセージの行番号です。最大で9行です。 |
テキスト |
状態メニューに使用する表示テキストです。 |
表10.状態メニューサブ詳細画面項目
項目 | 説明 | ||
テキスト |
状態メニューに表示される項目名を17 文字まで入力できます。 | ||
変数タイプ |
この項目は表示する変数のタイプを指定します。変数タイプに応じて以下の引数とデータタイ プを指定する必要があります。 | ||
変数タイプ | 必要な引数 | データタイプ | |
ナシ | なし | ― | |
レジ[] | レジスタ番号 | 整数、実数、ブーリアン | |
DIN[ ] | I/O番号 | 整数、ブーリアン、テキスト | |
DOUT[ ] | I/O番号 | 整数、ブーリアン、テキスト | |
RI[ ] | I/O番号 | 整数、ブーリアン、テキスト | |
RO[ ] | I/O番号 | 整数、ブーリアン、テキスト | |
GIN[ ] | I/O番号 | 整数 | |
GOUT[ ] | I/O番号 | 整数 | |
カレル変数 | プログラム名、変数名 | 整数、実数、ブーリアン、テキスト | |
システム変数 | システム変数名 | 整数、実数、ブーリアン、テキスト | |
現在時刻 | なし | 特別タイプ— 現在時刻を表示します。 | |
実行タスク | なし | 特別タイプ—現在実行中のタスクを表示します。 | |
実行プログラム | なし | 特別タイプ—現在実行中のプログラムを表示します。 | |
カレルタイマ(秒) | プログラム名、変数名 | カレルタイマを秒で表示します。 | |
カレルタイマ(分) | プログラム名、変数名 | カレルタイマを分で表示します。 | |
カレルタイマ(時間) | プログラム名、変数名 | カレルタイマを時間で表示します。 | |
プログラム状態 | なし | 特別タイプ - 現在のプログラムの状態を表示します。:実行中、動作中、一時停止、待機中、待機中 DI[]、待機中 RI[]、AT HOME、AT REPAIR、中断 | |
DIN[]、DOUT[]、RI[]、RO[]のデータタイプは以下の通りです。
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レジスタ + IO |
変数タイプがレジ[],DIN[],DOUT[],RI[],RO[],GIN[],GOUT[]の時、レジスタ番号もしくはI/O 番号を意味します。 | ||
カレルプログラム |
変数タイプをカレル変数に設定した場合、表示する変数を含むカレルプログラムの名前を設定します。 | ||
変数名 |
表示する変数の名前を設定します。 | ||
システム変数 |
変数タイプをシステム変数に設定した場合、表示する変数の名前を設定します。 | ||
データタイプ |
次のいづれかのデータタイプを設定します。
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表13.入力メニューサブ詳細画面項目
項目 | 説明 | |||||||||||||||
プロンプト |
状態メニューに表示される項目名を17 文字まで入力できます。 | |||||||||||||||
変数タイプ |
この項目は表示する変数のタイプを指定します。変数タイプに応じて以下の引数とデータタイプを指定する必要があります。
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レジスタ |
変数タイプがレジ[]の時、レジスタ番号を意味します。 | |||||||||||||||
カレルプログ |
変数タイプをカレル変数に設定した場合、表示する変数を含むカレルプログラムの名前を設定します。 | |||||||||||||||
変数名 |
表示する変数の名前を設定します。 | |||||||||||||||
システム変数 |
変数タイプをシステム変数に設定した場合、表示する変数の名前を設定します。 | |||||||||||||||
データタイプ |
次のいづれかのデータタイプを設定します。
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最小値 |
入力メニュー表示時、整数または実数の入力の最小値を設定します。 | |||||||||||||||
最大値 |
入力メニュー表示時、整数または実数の入力の最大値を設定します。 |