位置レジスタは、位置情報(x、y、z、w、p、r、形態)を格納する変数です。標準で100個の位置レジスタが用意されています。
スポットツールでは、ホーム位置として内部的に使用しているために、プログラムで位置レジ[1]を使用することはできません。
2種類の位置レジスタ命令があります。
位置レジスタを扱う命令、イチレジ[x]
位置レジスタの要素を扱う命令、イチレジ[i、j]
複数のグループが存在する場合は、位置レジスタ命令を教示する際に、グループマスクを指定することができます。以下の指定をファンクションキーにより行います。
グループマスクの使用。グループマスクを使用しない場合、位置レジスタ命令は標準グループだけに作用します。
位置レジスタ命令が作用するグループ。
イチレジ[GPn:x] 位置レジスタ命令は位置レジスタを処理します。代入、加算、減算命令に含まれます。
イチレジ[GPn:x] =(値)命令は、位置データを位置レジスタに格納します。図217."イチレジ[GPn:x] =(値)"を参照ください。
イチレジ[GPn:x]=(値)(演算子)(値)命令は、計算結果を位置レジスタに格納します。演算子は、加算と減算です。図218."イチレジ[GPn:x]=(値)(演算子)(値)"を参照ください。
1つの命令で複数の演算子を使用できます。ただし以下の制約があります。
イチレジ[i、j] 位置レジスタ要素命令は位置レジスタの要素を扱います。イチレジ[i、j]のi は、位置レジスタ番号を表し、j は、位置レジスタの要素番号を表します。
位置レジスタ要素命令は代入、加算、減算命令に含まれます。図219."位置レジスタ要素 イチレジ[i、j]"を参照ください。
イチレジ[i,j] =(値)命令は、位置レジスタ要素の位置データを格納します。図220."イチレジ[i,j] =(値)"を参照ください。
イチレジ[i,j] =(値)(演算子)(値)命令は、計算結果を位置レジスタ要素に格納します。演算子は、加算、減算、乗算、徐算、DIV(徐算の商の整数部分)、MOD(徐算の剰余)です。図221."イチレジ[i,j] =(値)(演算子)(値)"を参照ください。
1つの命令で複数の演算子を使用できます。ただし以下の制約があります。