iRVisionを利用するために必要なこと
基準位置に置かれたワークに対する動作をロボットに教示したあと、以下の手順で、iRVisionを利用してビジョン補正ができるようにします。

手順1:カメラの初期設定をおこなう
ロボット制御装置にカメラをつないだら、「カメラデータ」を作成し、カメラの初期設定をおこないます。

カメラの初期設定は、カメラを新しくつないだときだけおこないます。
すでに初期設定されているカメラを使う場合は、この手順は不要です。

手順2:ビジョンのプログラムを作成する
ビジョンのプログラムを作成します。
ビジョンプログラムには、どのカメラで画像を撮影して、画像からどんな形のワークを検出するかを教えます。
通常、ビジョンのプログラムは、ワークの種類ごとに作成します。

手順3:ロボットのプログラムを変更する
ロボットのプログラムにビジョン補正をおこなうための変更を加えます。
加える変更は、1)ビジョンのプログラムを実行すること、2)ビジョンのプログラムから補正データを受け取ること、
3)受け取った補正データに基づいてロボットの動作を補正するようにすること、の3点です。