- [傾斜時のマッチング]で利用するモードをドロップダウンボックスで選択します。
- [傾斜時のマッチング]を[精度優先]にすると、カメラに対して大きく傾いたワークを検出する時に、マッチングの精度が向上します。但し、[速度優先]の場合と比較して処理時間は長くなります。
- [傾斜時のマッチング]を[精度優先]にするには、[キャリブレーション]が行われたカメラデータの選択が必要です。選択したカメラデータの[キャリブレーション]の種類が[ドットパターンキャリブ]の場合はさらに、[投影方法]は[中心射影]が選択されている必要があります。
- 以下の2つのスクリーンショットは、[傾斜時のマッチング] が[精度優先]の場合(左)と[速度優先]の場合(右)の例です。ワークとカメラが正対した状態でモデルを教示し、[検索範囲]の[角度]、[サイズ]、[扁平率]の全てを有効にした状態で、カメラに対して傾いているワークの検出を行った結果です。
- 円や楕円、三角形のどれか1つのみで構成されるような単純な形状のモデルの場合、[傾斜時のマッチング]を[精度優先]にすると、検出時にワークの傾き方向が一意に決定できません。このことが理由で、意図していない検出結果が得られてしまう場合があります。上記のような単純な形状のモデルに対して、[傾斜時のマッチング]を[精度優先]にすることは推奨しません。