3. 板厚チェック一般設定画面

本画面で表示される項目を 表3, " 板厚チェック一般設定画面の項目 " に示します。

表3. 板厚チェック一般設定画面

項目 説明
板厚チェック

板厚チェックの有効/無効

有効 → 下記のチェックモードに従って、板厚チェックを行います。

無効 → (標準) 機能無効

板厚チェックモード

板厚チェックを全てのスポット命令で行うか、指定命令のみで行うかを指定します。

全て → 板厚チェックを有効にした場合、全 てのスポット溶接と加圧動作において計測 をします。(TCHK_SKP マクロで、部分的 に無効に出来ます。)

指定 → (標準) 板厚チェックを有効にした場 合、TCHK_RQD マクロにて、測定するスポ ット命令(もしくは加圧動作命令)を指定 し、板厚チェックを行います。

最小加圧チェック

ガンの無加圧状態で板厚を計測するべきかどうかを指定します。 有効とした場合、ガンを減圧するステップが加えられます。

有効 → 板厚チェックの前に、溶接圧を最小値まで落とします。 (ガンは減圧されます) 計測終了後、溶接圧(目標加圧)となります。

無効 → (標準) ガンが指定された溶接圧に達したとき、計測が実行されます。

安定化時間(ms)

板厚測定を、加圧力がより安定するまで遅らせます。 遅れ時間を追加することで、測定の再現性を向上させる事が可能です。 (ガン機構の特性に依存します)。測定完了までに時間を要します。

0-9999 → (標準 = 0) 板厚チェック前にシステムが十分な加圧力になるまで待つ時間(msec)です。

アラームセベリティ

許容範囲外になったことを検出したときに表示されるメッセージレベルの警告度を指定します。

警告 → (標準) 板厚チェックが許容範囲外になったとき、警告メッセージが表示されます。 通常ではプログラムや加圧は実行されます。

アラーム → 板厚チェックが許容範囲外になったとき、ロボットやプログラムがエラーにより停止します。溶接は行われません。

板厚下限値(mm)

指定された厚さからのマイナス方向への最大偏差。例えば、
指定板厚 = 2.0
板厚下限値 = 0.5
測定値 < 1.5mm で許容範囲外

最小 0、最大99.9mm、標準 = 0.5mm
0.5mm以上を推奨します。

板厚上限値 (mm)

指定された厚さからのプラス方向への最大偏差。例えば、
指定板厚 = 2.0
板厚上限値 = 0.5
測定値 > 2.5mm で許容範囲外

最小 0、最大99.9mm、標準 = 0.5mm
0.5mm以上を推奨します。

板厚範囲外信号

板厚アラームが発生したとき、出力される信号の番号。 スポット命令もしくは加圧動作命令において板厚アラーム発生後に500ms のパルス信号が出力されます。

0 -> 999 → (標準 = 0)