2.iPendant HMI 設定

iPendant上のHMI画面を使用するときは、 アプリケーションに合わせて教示操作盤の画面をカスタマイズすることができます。 HMI画面カスタマイズ機能は、HTMまたはSTMで作成された特別なメニューを HMI画面カスタム化機能によって、HTMまたはSTMによるメニューの特別設定を 表示するために利用できるメニューオプションを設定することができます。 メニューのデフォルト設定を表示することか、HTMかSTMメニューの特別設定を 作成することができます。

ユーザーメニューは次のファイルに保存されます。

制御装置の電源が入るたびに、次のファイルは生成されます。

ファイルを誤って変更したり削除したりしないために、FRS:デバイスにはアクセスできません。

手順2.ユーザーが定義したHMIフルまたはクイックメニューの作成

条件

  • 教示操作盤がiPendant。

  • デフォルトデバイスが適切に設定されていること。詳しくは、 取扱説明書(基本操作編)の8.ファイル入出力を参照すること。

  1. 画面選択キーを押します。

  2. 「設定」を選択します。

  3. F1[画面]を押します。

  4. 「iPendant 設定」を選択します。

    図1.iPendant 一般設定画面

    iPendant 一般設定画面

  5. 「iPendant HMI 設定」を選択します。

  6. 初期設定により、 iPendant HMIフルメニューは、 JIPHMIFL.STMとIPHMIFL.HTMに保存されています。 そして、iPendant クイックメニューは、JIPHMIQK.STMとIPHMIQK.HTMに保存されています。 これらのファイルをコピーし編集することで、独自のHMIフルまたはクイックメニューを 作成することができます。 初期設定のファイルをコピーするには、 F4「保存」を押します。すると現在選択されているファイル入出力装置に ファイルそれぞれが保存されます。

  7. 保存したファイルをパーソナルコンピュータに移動し、これを編集することができます。

    HMI フルメニューのファイル(JIPHMIFL.STM)には、メニュー項目に「iPendant 設定」がある必要があり ます。コントローラでパスワードが使用できる場合、HMI クイックメニューのファイル(JIPHMIQK.STM) には、メニュー項目に[パスワード設定]がある必要があります。必要に応じてこれらのメニュー項目を保 持して下さい。メニュー項目が欠けていると、作成したメニューファイルが適切に動作しません。

  8. 必要に応じて、このファイル内のメニュー項目を追加または削除します。

  9. 必要に応じて、別の名前をつけてファイルを保存します。

  10. ファイルをコントローラに戻します。

  11. 作成したファイルを設定および使用するには、 HMI フルメニュー、クイックメニュー、およびリモートメニューの選択項目の設定 に従います。