2本のレーザスリットから算出されたレーザ点列がそれぞれなす直線は、理論上、ワーク平面に照射されたレーザ交点で交差しているはずですが、実際にはキャリブレーション誤差や計測誤差などで距離が0にならない場合があります。最大LL間距離は、2本の直線に直交する最短直線距離の閾値です。
標準値は3.0 mmに設定されていますが、これよりも長い距離を設定する必要が発生した場合は、立体センサのキャリブレーションが正しくない可能性があります。計測精度を見ながら必要に応じて最大LL間距離を大きくできますが、恒常的にLL距離が大きい場合は、立体センサの再キャリブレーションをすることを推奨します。