I/O:PROFIBUS画面


I/O:PROFIBUS画面

1.デジタルI/O

表1.DPマスターデジタルI/O設定画面項目

項目 説明
Adr スレーブステーションアドレスです。
IN-BYTE このデータはスレーブから入力するデータのバイト数です。
OUT-BYTE このデータはスレーブに出力するデータのバイト数です。
IN-OFS マスター入力データ領域(DIデータ領域)の先頭からのオフセットのバイト数です。入力データ領域(DIデータ領域)のバイト数はDPマスター設定画面の「インプットバイト数」の値に設定されます。
OUT-OFS マスター出力データ領域(DOデータ領域)の先頭からのオフセットのバイト数です。出力データ領域(DOデータ領域)のバイト数はDPマスター設定画面の「アウトプットバイト数」の値に設定されます。

操作1.DPマスターデジタルI/O設定画面の表示

手順

  1. 画面選択キーを押します。

  2. 「I/O」を選択します。

  3. F1[画面]を押します。

  4. 「PROFIBUS」を選択します。

  5. DPマスターデジタルI/O設定画面が表示されない場合はF3[その他]を押し、「デジタルI/O」を選択して下さい。F3[その他]が表示されない場合は、F→キーを押してください。以下のような画面が表示されます。

    DP マスター デジタル I/O 設定
    NO Adr IN-BYTE  OUT-BYTE IN-OFS OUT-OFS
     1  3        3         1      0       0
     2  4       10         8      3       1
     3  5       10         8     13       9
     4  6       18        10     13       9
     5  7        3         1     13       9
     6  8        3         1     13       9
     7  9        3         1     13       9
     8 10        3         1     13       9
     9 11        3         1     13       9
    
  6. 設定を変更するためには、カーソルを設定する項目に移動し、数値キーにより値を入力して下さい。

  7. I/O割付けを消去するためには、

    1. F→キーを押します。

    2. F1「割付消去」を押すと、「全てのI/O割り付けを消去しますか?」というメッセージが表示されます。

    3. I/O割付けを消去するためには、F4「はい」を押します。

  8. PROFIBUS-DP設定データをファイルに保存するためには、

    1. 補助キーを押します。

    2. 「保存」を選択します。全てのPROFIBUS-DP設定データが選択されているデバイスのファイルPROFIBUS.SVに保存されます。

2.アナログI/O

表2.DPマスターアナログI/O設定画面(1)

項目 説明
デバイス数 この設定は、アーク溶接入出力信号、アーク溶接溶着検出信号、および(アナログ入出力として一緒に参照される)アーク溶接またはシーリングアナログ信号のPROFIBUS-DPを通した通信でアナログデバイスとして参照されるスレーブデバイスの数を指定します。言い換えれば、PROFIBUS-DPにより制御装置に接続されるアーク溶接やシーリング装置の数を指定します。最大3台の装置まで接続できます。この設定を変更した後はI/O割り付けを消去し、電源をオフ/オンしてください。
アーク溶接信号 この設定は、アーク溶接入出力信号とアーク溶接溶着検出信号が出力されるかどうかを指定します。無効と設定された場合(標準)、アーク溶接信号は送信されません。代わりに、アナログデータだけが送信されます。有効の場合、アーク溶接信号が送信されます。この設定を変更した後はI/O割り付けを消去し、電源をオフ/オンしてください。

表3.DPマスターアナログI/O設定画面(2)

項目 説明
AIスレーブアドレス アナログ入力デバイスのスレーブアドレスを設定します。*
AOスレーブアドレス アナログ出力デバイスのスレーブアドレスを設定します。*
AIの数 アナログ入力チャンネルの数を設定します。**
AOの数 アナログ出力チャンネルの数を設定します。**
AIスタートビット アナログ入力は1チャンネル当たり1ワードから成ります。スレーブから受け取ったデータを本設定分だけ右シフトしてAIに設定します。
AOスタートビット アナログ出力は1チャンネル当たり1ワードから成ります。AOに設定された値を本設定分だけ左シフトしてスレーブへ送信します。
AI有効/無効ビット数 この設定はアナログ入力ワードデータの有効/無効ビットを設定します。12、3と設定された場合、有効ビット数は12で無効ビット数が3となります。この設定は以下のようになります。

ビット0〜2の3ビットは無効なビットです。(これらのビットは常に0です。)

ビット3〜14の12ビットは有効なビットです。

残りのビット15は無効なビットです。(このビットは常に0です。)

このように、無効なビットは、ビット0から無効ビット数分のビットです。有効なビットは、無効なビットの後の有効ビット数分です。残りは無効なビットです。スレーブから受け取ったデータをAIスタートビット分だけ右シフトした後に本設定が適用された値がAIに設定されます。
AO有効/無効ビット数 この設定はアナログ出力ワードデータでの有効/無効ビットを設定します。この設定については「AI有効/無効ビット数」と同様です。AOに本設定が適用された後にAOスタートビット分だけ左シフトされた値がスレーブへ送信されます。
AIオフセットアドレス この設定は、「AIスレーブアドレス」で指定されたスレーブアドレスを持つユニットから受信されたデータ領域内のアナログ入力データへのオフセットをバイト数で指定します。
AOオフセットアドレス この設定は、「AOスレーブアドレス」で指定されたスレーブアドレスを持つユニットへ送信されるデータ領域内のアナログ出力データへのオフセットをバイト数で指定します。

*アナログ入力と出力の両方を持つアナログデバイスでは、両方のデータを同じ値に設定する必要があります。入力のみのアナログデバイスではAOスレーブアドレスを0に設定します。出力のみのアナログデバイスではAIスレーブアドレスを0に設定します。

**アナログデータは2の補数として表記されます。標準では2チャンネルが設定されています。16チャンネルまで設定することができます。この設定を変更した後は、I/O割り付けを消去するかアナログI/O割り付けを設定し、電源をオフ/オンしてください。

ワードは2バイトです。

操作2.DPマスターアナログI/O設定画面の表示

手順

  1. 画面選択キーを押します。

  2. 「I/O」を選択します。

  3. F1[画面」を押します。

  4. 「PROFIBUS」を選択します。

  5. DPマスターアナログI/O設定画面が表示されない場合、F3[その他]を押して「アナログI/O」を選択してください。F3[その他]が表示されない場合は、F→を押してください。以下のような画面が表示されます。

     DP マスター アナログ I/O 設定
     1 デバイス 数                  :       0
     2 アーク溶接 信号               : 無効
       デバイス 1
     3  AI スレーブ アドレス            :       0
     4  AO スレーブ アドレス            :       0
     5  AI オフセット アドレス            :       0
     6  AO オフセット アドレス            :       0
     7  AI の 数                  :       2
     8  AO の 数                  :       2
     9  AI スタート ビット              :       3
    10  AO スタート ビット              :       3
    11  AI 有効/無効 ビット数       :  13,  0
    12  AO 有効/無効 ビット数       :  13,  0
       デバイス 2
    13  AI スレーブ アドレス            :       0
    14  AO スレーブ アドレス            :       0
    15  AI オフセット アドレス            :       0
    16  AO オフセット アドレス            :       0
    17  AI の 数                  :       2
    18  AO の 数                  :       2
    19  AI スタート ビット              :       3
    20  AO スタート ビット              :       3
    21  AI 有効/無効 ビット数       :  13,  0
    22  AO 有効/無効 ビット数       :  13,  0
       デバイス 3
    23  AI スレーブ アドレス            :       0
    24  AO スレーブ アドレス            :       0
    25  AI オフセット アドレス            :       0
    26  AO オフセット アドレス            :       0
    27  AI の 数                  :       2
    28  AO の 数                  :       2
    29  AI スタート ビット              :       3
    30  AO スタート ビット              :       3
    31  AI 有効/無効 ビット数       :  13,  0
    32  AO 有効/無効 ビット数       :  13,  0
    
  6. 設定を変更するためには、カーソルを設定する項目に移動し、数値キーにより値を入力して下さい。

  7. I/O割り付けを消去するためには、

    1. F→キーを押します。

    2. F1「割付消去」を押すと、「全てのI/O割り付けを消去しますか?」というメッセージが表示されます。

    3. I/O割付けを消去するためには、F4「はい」を押します。

  8. PROFIBUS-DP設定データをファイルに保存するためには、

    1. 補助キーを押します。

    2. 「保存」を選択します。全てのPROFIBUS-DP設定データが選択されているデバイスのファイルPROFIBUS.SVに保存されます。