手順1.コントロールスタートでのハンドリング設定
コントロールスタートを行います。
制御装置の電源が入っている場合には、補助キーを押してメニューから再起動を選択し、入力キーを押した後、表示されるダイアログボックスで「はい」を選択します。その後、教示操作盤の前戻キーとF→キーをすぐに押し、そのまま押し続けます。電源再投入後に、教示操作盤の2行目に“Boot system activating...”と反転表示された後は、前戻キーとF→キを離しても構いません。
制御装置の電源が落ちている場合には、 教示操作盤の前戻キーとF→キーを押し続け、制御装置の電源ブレーカをオンにします。電源投入後に、教示操作盤の2行目に“Boot system activating...”と反転表示された後は、前戻キーとF→キを離しても構いません。
>以下のような画面が表示されます。
---------- コンフィグレーション メニュー ---------- 1. ホット スタート 2. コールド スタート 3. コントロール スタート 4. メンテナンス センタク >
「3. コントロールスタート」を選択し、入力キーを押します。以下のような画面が表示されます。
スポット初期設定 1/34 1 シリアル番号: 000000> 2 スポットマクロの読込: 無効 3 装置の数: 1 4 溶接機の数: 1 5 設定/表示対象(装置,ガン) 1, 1 6 溶接インタフェース: I/O信号 7 ガンの数: 1 8 イコライズ圧信号: 無効 9 圧力切替数: 0 10 冷却機 リセット タイムアウト: 500 ms 11 パルス幅: 500 ms
アプリケーションを選択します。
画面選択キーを押します。
「APPL 選択」を選択します。以下の画面が表示されます。
アプリケーション選択 1/3 1 スポット溶接 有効 2 ハンドリング 無効 3 Dispense 無効
カーソルをハンドリングに合わせ、F4「有効」を押します。アプリケーションを無効にするためには、F5「無効」を押します。
アプリケーションを有効にした後、プログラムでは有効にされたプロセスを使用することができます。
ハンドリングの設定を行います。
画面選択キーを押します。
「ハンドリング初期設定」を選択します。以下のような画面が表示されます。
ハンドリング信号 1 Number of MH Tools: 1 <--注を参照 2 Number of Valves per Tool 4 <--注を参照 3 Number of Clamp Inputs: 34 4 Number of Part Present Inputs: 12 5 Number of Vacuum Inputs: 4 6 Use Active Tool for Arguments: NO
これらの2つの項目の組み合わせはサイズによって制限され、お互いを掛け合わせた値により決定されます。掛け合わせた値が352を超えることはできません。例えば29ツールと12バルブの設定とすると、掛け合わせた結果は348となり、制限範囲内です。その他、22ツールと16バルブの設定の場合も、掛け合わせた結果は352で制限範囲内です。
各設定を行い、入力キーを押します。各項目については、表1."ハンドリング初期設定項目"を参照下さい。
表1.ハンドリング初期設定項目
項目 | 説明 |
---|---|
Number of MH Tools |
この項目は、ツールの数を設定します。ツールの最大数は29です。設定メニュ―のMHバルブ画面で、指定された数のツールの設定が有効になります。 |
Number of Valves Per Tool |
この項目は、ツールの中のバルブの数を設定します。バルブの最大数は29です。設定メニュ―のMHバルブ画面で、指定された数のバルブの設定が有効になります。バルブのタイプの設定や、必要とされるI/Oの設定を行うことができます |
Number of Clamps |
この項目は、ツールに必要なクランプの数を設定します。クランプの最大数は64です。設定メニュ―のMHバルブ画面で、指定された数のクランプについて、バルブに割り付ける設定が有効になります。 |
Number of Part Present Inputs |
この項目は、ツールに必要な部品在籍入力信号の数を設定します。部品在籍入力信号の最大数は29です。設定メニュ―のMHバルブ画面で、指定された数の部品在席入力信号について、バルブに割り付ける設定が有効になります。 |
Number of Vacuum Inputs |
この項目は、ツールに必要な真空入力信号の数を設定します。真空入力信号の最大数は29です。設定メニュ―のMHバルブ画面で、指定された数の真空入力信号について、バルブに割り付ける設定が有効になります。 |
Use Active Tool for Arguments |
この項目は、パラメータがない場合のツール用マクロの振る舞いを変更するために使用します。YESと設定した場合、ツール設定で設定されたバルブの数をそのツールでのバルブ操作に使用します。NOと設定した場合、本来の仕様通りに実行されます。 |