ブラウザヘルプ


ブラウザヘルプ

1.ウェブページ操作

1.1.ウェブページ操作

ブラウザ画面では、表示されたウェブページを操作するために、以下のiPendantキーを使用します。

表1.ウェブページ操作

キー 説明
上下カーソルキー これらのキーは、ウェブページ上の各項目間を移動するためにTABとSHIFT-TABに割り当てられます。
左右カーソルキー これらのキーはテキストボックス内での左右の操作や、HTMLのSELECTタグ(ドロップダウンリスト)での上下の操作を行います。

シフト+上、シフト+下、シフト+左、シフト+右

指定された方向にページをスクロールします。上下方向や左右方向にさらに表示する内容がある場合に、スクロールバーが表示されます。

入力

現在強調表示されているリンクを選択します。
+入力 これらの2つのキーを同時に使用すると、文字列入力において空白を追加することができます。また、HTMLのチェックボックスでのチェックやアンチェックに使用することもできます。

1.2.タッチ画面操作

タッチパネル付き教示操作盤では、画面をタッチすることで画面の選択を行うことができます。タッチが離されると同時に選択が有効になります。以下のキーのいずれか1つを押した場合、画面上の項目をタッチして離すことにより、項目を選択して有効にすることができます。

  • 画面選択

  • 画面分割

  • 補助

  • [画面]

  • [選択]

画面をタッチすることで、ウィンドウを選択することができます。選択されているウィンドウのタイトル行は3分割されていて、それぞれタッチすると画面選択メニュー、画面分割メニュー、補助メニューへのショートカットとなっています。タイトル行に ^ (拡大)、 i (関連画面表示)、最大化/復元等のアイコンが表示されている時、アイコンをタッチすることで各機能を有効にすることができます。

表2.タッチ画面とマウス操作

タッチ画面 マウス 説明

シングルタップ

シングル左クリック

行や行の中の項目を選択します。1行目より上をタッチすると、上にスクロールします。最後の行より下をタッチすると下にスクロールします。

ダブルタップ

ダブル左クリック

項目を編集します。一覧画面ではプログラムを選択します。

タッチして保持

シングル右クリック

カーソルが[選択]のファンクションキーが表示される項目にある場合、メニューが表示されます。編集画面でカーソルが行番号にある場合には、[編集」メニューが表示されます。4Dグラフィック表示では、項目を選択します。

タッチしてドラッグ。しっかりとタッチして指を動かしている間、画面を固定します。しっかりと指で押すことで、接触し続けて下さい。ビーという音は、接触していないことを意味します。

左ボタンを押したままマウスを移動 通常の画面では、上下にスクロールします。早く動かすと、自動スクロール機能が有効になります。指を離したり、マウスを離しても、画面の先頭や最後に到達するまでスクロールを続けます。画面をタッチすることで、いつでもスクロールを停止することができます。画面がズームモードの場合、左右にスクロールします。

2.ブラウザガイドライン

ロボットからネットワークでアクセス可能なウェブページを閲覧するためにiPendantを使用することができます。

iPendantが取り付けられているコントローラに存在しないウェブページを閲覧するためには、インターネット機能オプションが必要で、プロキシサーバを適切に設定する必要があります。ネットワーク上の他のロボットやイントラネット、インターネットのサイトについても同様です。

インターネット機能オプションがインストールされていない場合、iPendantでは、iPendantが取り付けられているコントローラに存在するウェブページを閲覧する事だけが可能です。ヘルプと診断(アラームの原因と対策)情報やロボットのホームページ、および専用に作成された.htmページなどです。

警告

ブラウザはJavaScriptとHTMLタグの限られたサブセットをサポートしているだけです。FLASH、JAVA、ActiveXコンポーネント等のブラウザコンポーネントはiPendantではサポートしていません。従って、全てのウェブページを正しく表示することを保証はしていません。

ブラウザを表示するためには、画面選択キー押して、インターネットを選択します。インターネット画面が表示されます。ウェブページにアクセスするためには、登録したリンクを選択します。表3."ブラウザ画面キー"はブラウザキーにより可能な操作の一覧を示しています。表4."リンク表示画面操作"は以下のリンク表示画面での操作を説明しています。

  • iPendantが接続されているロボットのホームページの閲覧

  • 他のウェブサイトやロボットへのハイパーリンクの追加

  • 作成したハイパーリンクに変更や削除

  • 事前に登録されたハイパーリンクの選択([画面]キーを使って)

    表3.ブラウザ画面キー

    キー 説明

    [画面]

    事前に登録されたハイパーリンクへのアクセスに使用します。

    戻る

    以前表示していたウェブページに戻るためにこのファンクションキーを使用します。

    進む

    履歴バッファの中の1つ先のウェブページに移動するためにこのファンクションキーを使用します。

    更新

    現在表示しているウェブページを更新するためにこのファンクションキーを使用します。

    ホーム

    iPendantが接続されているロボットのホームページを表示するためにこのファンクションキーを使用します。

    キャッシュクリア

    iPendantブラウザのキャッシュをクリアするためにこのファンクションキーを使用します。キャッシュは電源投入時や制御装置で表示言語を切り替えた時に自動的にクリアされます。

    中止

    ウェブページのダウンロードを中止するためにこのファンクションキーを使用します。

    リンク

    お気に入りのページの表示、リンクの追加、選択を行うためにこのファンクションキーを使用します。
    +入力 これらの2つのキーを同時に使用すると、文字列入力において空白を追加することができます。また、HTMLのチェックボックスでのチェックやアンチェックに使用することもできます。

    入力

    現在強調表示されているリンクを選択します。
    上下カーソルキー これらのキーは、ウェブページ上の各項目間を移動するためにTABとSHIFT-TABに割り当てられます。
    左右カーソルキー これらのキーはテキストボックス内での左右の操作や、HTMLのSELECTタグ(ドロップダウンリスト)での上下の操作を行います。

    シフト+上、シフト+下、シフト+左、シフト+右

    指定された方向にページをスクロールします。上下方向や左右方向にさらに表示する内容がある場合に、スクロールバーが表示されます。

    表4.リンク表示画面操作

    操作 説明

    <(ホスト名)>

    このリンクは iPendantが接続されているロボットのホームページを表示するものです。ホスト名はTCP/IP設定画面で設定されたロボット名です。

    追加

    このリンクでは、ネットワーク上で閲覧可能なウェブサイトやロボット制御装置内にある.htm、.stmファイルへのリンクを作成することができます。制御装置にないファイルやリンクにアクセスするためには、“インターネット機能オプション”が必要で、プロキシやDNSサービスを適切に設定する必要があります。

    リンクを追加するためには、2つの項目の設定が必要です。1つ目はリンク名です。この名前は、リンクするファイルやサイトを識別するのに使用します。2つ目は、リンクのネットワークアドレスです。IPアドレスとDNS名のどちらでも可能です。ロボット制御装置内にあるファイルへのリンクでは、http://. のない相対リンクを使用して下さい。たとえば/fr/pw_op1.stmはFR:デバイスのpw_op1.stmを参照します。また、/md/memory.dgはMD:デバイスのメモリ診断ページを参照します。

    “追加”が選択された時、以下の画面が表示されます。

    カーソルキーで名前の入力ボックスを選択し、入力キーを押します。キーボードが表示されます。カーソルキーを使ってリンクにつけたい名前を入力します。

    名前の入力が完了したら、キーボードの「完了」のボタンを押します。アドレスの入力ボックスを選択し、リンクアドレスを上記と同じ方法で入力します。

    リンクアドレスには「http://」が自動的に付加されます。

    リンクの登録

    リンク名とアドレスを入力した後、リンク画面に登録するために「登録」ボタンを押します。例として、以下のような画面が表示されます。

    リンク定義修正

    リンク定義を修正するためには、「Modify <名前>」のリンクに移動し、入力キーを押します。登録画面と同様の画面が表示されます。修正する項目を変更し、修正を保存するために「登録」ボタンを押して下さい。

    削除

    リンク定義を削除するためには、「Delete <名前>」のリンクに移動し、入力キーを押します。ただちにリンクが一覧から削除されます。

    事前にプログラムされたリンク

    これらのリンクは、インターネットメニューで[画面]キーを押した時に表示されます。画面選択キーを押してインターネットを選択した時に、ポップアップメニューとしても表示されます。以下のシステム変数を設定することで最大10個までのリンクを作成することができます。

    
    $tx_screen[n].$destination = "Your HTML page" 
    $tx_screen[n].$screen_name = "Your screen name" 
    Where n is 1 - 10
    
    
    Example: 
    $tx_screen[1].$destination = "/fr/pw_op1.stm" 
    $tx_screen[1].$screen_name = "Production Status"
    
    

    この場合、[画面]を押して表示されるメニューに、「Production Status」があります。「Production Status」を選択すると、iPendant上にFR:\PW_OP1.STMのウェブページが表示されます。


    外部リンクにアクセスする場合には、インターネット機能オプションが必要です。

3.画面のカスタマイズ

詳細は、「FANUC Robot Series R-30iB/R-30iB Mate制御装置 取扱説明書(基本操作編)」の「教示操作盤の応用機能」を参照下さい。