14.パレットレジスタ命令

パレットレジスタは、パレタイジングの段、行、列の情報を格納します。標準設定では32個のパレットレジスタが有効です。パレットレジスタは1-32の番号で識別されます。パレットレジスタ命令はパレットレジスタの算術演算を行います。

最大で127個のパレットレジスタが有効です。コントロールスタートでパレットレジスタの数を増やすことができます。

パレットレジスタの指定

多くの命令で直接指定、間接指定の手法が使用されています。直接指定を使用した場合、命令に実際の値が入力されます。例えば、パレットレジスタ命令の「パレットレジ[2] = [2,3,4]」が実行されると、パレットレジスタ2番に[2,3,4]が設定されます。

間接指定を使用した場合、パレットレジスタ命令の中にレジスタが使用されます。使用されているレジスタの値がパレットレジスタの番号になります。図144."直接指定と間接指定の例"を参照ください。

図144.直接指定と間接指定の例

直接指定と間接指定の例

図144."直接指定と間接指定の例"では、最初の命令が直接指定を示しています。この命令では、パレットレジスタ3番に[2,3,4]を設定します。

図144."直接指定と間接指定の例"内の2つ目の命令は間接指定を説明しています。レジスタ3番の値が5であれば、パレットレジスタの番号は5になります。その結果、2番目の命令では、パレットレジスタ5番に[5,6,7]が設定されます。

パレットレジ[x] =(値)

パレットレジ[x] =(値)命令は、パレットレジスタに値を設定します。図145."パレットレジ[x] =(値)"を参照ください。

図145.パレットレジ[x] =(値)

パレットレジ[x] =(値)

パレットレジ[x] =(値)(演算子)(値)

パレットレジ[x] =(値)(演算子)(値)命令は算術演算の結果をパレットレジスタに設定します。算術演算は加算と減算です。図146."パレットレジ[x] =(値)(演算子)(値)"を参照ください。

1つの命令で複数の演算子を使用することができます。ただし、以下の制約があります。

パレットレジ[ ]を使用した条件分岐命令については、16.4."条件分岐命令"を参照ください。