AB-RIO割付け


AB-RIO割付け

1.AB-RIO割付け

1. ロボットでのAB-RIOインタフェース割付け

AB-RIOインタフェース割付けは教示操作盤を使って行います。ロボットでAB-RIOインタフェースを割付けるためにはロボットでのAB-RIOインタフェース割付けを使用してください。割付け設定を行う項目については表1."割付け設定項目"を参照下さい。10進数及び8進数でのラック番号については表2."10進数及び8進数のラック番号"を参照下さい。

手順1.ロボットでのAB-RIOインタフェース割付け

  1. 画面選択キーを押します。

  2. 「I/O」を選択します。

  3. F1 [画面]を押します。

  4. 「AB-RIO」を選択します。以下のような画面が表示されます。

I/O AB-RIO
AB-RIO コンフィグレーション(ラック 16)
  ボーレート         : 230.4K
  エラーセベリティ      : 停止
  最新ステータス      : ゼロ
  スロット   ラック  スタートグループ サイズ   ステータス
    1     0        0     ナシ     無効
    2     0        0     ナシ     無効
    3     0        0     ナシ     無効
    4     0        0     ナシ     無効

表1.割付け設定項目

項目 説明
ボーレート 選択肢(57.6K、115.2K、230.4K)を表示するためには[選択]キーを押します。AB-RIOネットワークで使用されているボーレートを選択して下さい。
エラーセベリティ 警告(F4)と停止(F5)から選択して下さい。この設定はI/O送受信が行われなくなった時に発生するアラームのセベリティに影響します。(PRIO-197とPRIO-198のアラーム)
最新ステータス 保持(F4)とゼロ(F5)から選択して下さい。保持の設定はI/Oの送受信が失敗した時に最後の状態を入力したままにします。ゼロの設定はI/Oの送受信が失敗した時にゼロを入力します。
スロット この項目は変更できません。特定のI/Oをデジタル、グループ、および/またはUOPに割り付けるためにラック16とともに使用されます。
ラック PLCが通信するラック番号を入力します。ロボットでは10進形式の値(0-31)ですが、PLCでは8進形式(00-37)で表示される場合があることに注意して下さい。
スタートグループ 開始モジュールグループを0、2、4、6のいずれかに設定するために[選択]キーを押します。フルラックは0から7の番号が付けられた8つのモジュールグループで構成されます。
サイズ サイズを1/4、ハーフ、3/4、フル、ナシのいずれかに設定するために[選択]キーを押します。サイズをナシに設定するとラックは無効になります。1/4ラックはPLCと通信する32のデジタル入力と32のデジタル出力を表現しています。
ステータス この領域はシステムソフトウェアが制御します。ステータスは以下のように表示されます。
  • オフライン - 有効ですが、PLCが接続されていません。「最新ステータス」の設定を適用します。

  • オンライン - 有効で、通信を行っています。

  • TST/PROG - PLCがtest/progモードです。「最新ステータス」の設定を適用します。

  • エラー - ラックエラーを検出しました。「最新ステータス」の設定を適用します。

  • 無効 - ラックが割付けられていません

  • ボード無し - AB-RIOのハードウェアが検出できません

  • 未定義 - 未定義状態


全ての項目で、変更を有効にするためには電源のオフ/オンが必要です。

表2.10進数及び8進数のラック番号

10進 8進 10進 8進 10進 8進 10進 8進
0 0 8 10 16 20 24 30
1 1 9 11 17 21 25 31
2 2 10 12 18 22 26 32
3 3 11 13 19 23 27 33
4 4 12 14 20 24 28 34
5 5 13 15 21 25 29 35
6 6 14 16 22 26 30 36
7 7 15 17 23 27 31 37