アラーム復旧画面


アラーム復旧画面

アラーム復旧画面でアラームをモニタできます。

プログラムの生産運転中にアラームが発生した場合、アラーム復旧画面を使ってアラームから復旧することができます。この画面ではアラームの説明と、アラームから復旧するための適切な対策が表示されます。図1."アラーム復旧画面例"ではアラーム復旧画面の例が示されています。

図1.アラーム復旧画面例

アラーム復旧
  アラーム:溶接完了(入力信号)が溶接機から
        入力されませんでした。
  対処:溶接機及びI/O配線を確認して下さい
        F4[選択]キーを押し適切な復旧方法を
        選択して下さい
対処後、[選択]を押して下さい

アラーム復旧画面を表示している時に他の教示操作盤の画面を表示することができます。ただし、他の画面を表示すると、アラーム復旧画面を再度表示するために以下の操作が必要です。

  1. 画面選択キーを押します。

  2. アラームを選択します。

  3. F1[画面]を押します。

  4. 「復旧」を選択します。

アラーム内容とアラーム復旧が定義されていないアラームが発生した場合、図2."アラーム及び対処が未定義のアラーム復旧画面"に示す画面が表示されます。

図2.アラーム及び対処が未定義のアラーム復旧画面

アラーム復旧
  アラーム:未定義アラーム発生

  対処:リセットを押してアラームを解除して下さい

アラーム復旧シーケンス

アラームが発生した時に典型的に使用されるアラーム復旧メンテナンスプログラムシーケンスは以下の通りです。

警告

高速アラーム復旧を起動または選択すると、プログラムが直ちに起動します。高速アラーム復旧を起動または選択する前にロボットが動作する準備を整えて下さい。誤った状況下では、人が負傷したり、周辺機器が損傷する恐れがあります。

  1. 高速アラーム復旧を起動または選択します。

  2. 元のプログラムが、ストロークなし、溶接なしのモードで最後まで自動的に実行されます。

  3. 指定されたメンテナンスプログラムが実行されます。

  4. メンテナンスプログラムの最後に、ロボットが原点位置に移動します。

  5. 元のプログラムが、ストロークなし、溶接なしのモードで再度実行されます。

  6. プログラム実行がアラーム発生箇所に到達した時、プログラムはストロークあり、溶接ありのモードで続行します。