2次元補正を行うビジョンプログラムは、ある平面上でのワークのずれ量を計測します。この平面を決める座標系をドロップダウンボックスで選択します。
[補正方法]で[位置補正]を選択した場合はユーザ座標系を選択します。
[補正方法]で[掴みズレ補正]を選択した場合はツール座標系を選択します。
以下の図は、位置補正の場合の補正に使う座標系の設定例です。
ビジョンプログラムの種類が[カメラ1台の2次元補正]であり、補正方法が[位置補正]である場合、ドットパターン治具を利用して補正座標系を自動設定することもできます。補正を行う平面上にドットパターン治具を設置し、設置したドットパターン治具をビジョン検出することによって、補正座標系を設定します。
補正座標系を自動設定した場合、検出位置や補正データをビジョンプログラムからビジョンレジスタに渡す時に、検出位置や補正データの座標値は、ドットパターン上に設定された座標系における座標値から補正するロボットのワールド座標系における座標値に変換されます。