本画面で表示される項目を 表1, " サーボガン一般設定画面の項目 " に示します。
表1. サーボガン一般設定画面の項目
項目 | 説明 |
チップ摩耗補正 |
チップ摩耗補正を行うかどうか指定します。
無効 = 現在のチップが摩耗していないものとして、スポット溶接の位置決めを行います。 有効 = 現在のチップの摩耗量を考慮して、スポット溶接の位置決めを行います。 チップ摩耗補正を使用するには、基準位置の設定と TP プログラムによる補正量の計算が 必要です。 |
ガンたわみ補正 |
ガンたわみ補正を行うかどうか指定します。たわみ補正量は加圧条件ごとに設定を行いま
す。
無効 = ガンたわみ補正を行いません。 有効 = ガンたわみ補正を行います。 |
ガン閉じ方向 (可動側) |
ガンの可動側のチップが、ガン閉じ時にどの方向へ移動するか指定します。 |
ガン閉じ方向 (固定側) |
ガンの固定側のチップが、ガン閉じ時に、どのツール座標系上のどちらの方向に移動する かを指定します。 |
最大モータトルク (%) |
通常の操作で用いるサーボガンの最大トルクの制限値を指定します。加圧を実行しない場 合でもサーボガンに適用されます。通常ではこの制限値を直接変更することはありませ ん。指定可能な値は 1.0〜100 です。 |
最大加圧力 (N) |
加圧中に適用される最大加圧力の制限値です。この値を超えるような加圧力を発生させる ことはできません。同じ制限値が加圧力指令値にも適用されます。この値はガンメーカの 指定値にして下さい。この項目の設定と単位の変更についての詳細は、初期設定を参照にして下さい。 指定可能な値は 1.0N〜9999.9 N です。 |
溶着検出距離 [mm] |
溶接完了後に溶着検出を行う時の開放量を設定して下さい。チップ溶着検出信号はスポッ ト溶接機I/O 画面にて設定して下さい。 |
チップ摩耗検出 |
チップ摩耗検出の方式や、アラームを出す際の判断基準の設定を行います。 |
加圧力調整 |
加圧力調整画面を表示します。加圧力調整はモータが発生させるトルクの設定を行い、指 定したトルクと計測した加圧力からモータトルクと加圧力の相関関係の作成を行います。 加圧力調整が完了すると、”未完了”の表示が”完了”に変わります。未完了のままだと、溶接 シーケンス、手動溶接、手動加圧及び加圧力命令を実行することができません。 |
チップ摩耗基準値 |
この画面では摩耗量基準値等のチップ摩耗補正の初期設定で行った値に関する情報が表 示されます。チップ摩耗の参照点が設定されると、”未完了”の表示が”完了”に変わります。 |
自重補正機能設定 |
自重補正機能に関する設定を行います。 |
板厚チェック |
板厚チェックに関する情報が表示されます。 |
ガンストロークリミット |
ガンのストロークリミットの設定を行います。尚、チップ摩耗補正中の実際の軸範囲は、 この設定値を基準に摩耗量によって補正されます。 |
過負荷トルク防止 |
過負荷トルク防止機能に関する情報が表示されます。ジョグ操作中のガン軸の破損を防ぐ 為にも、この機能が有効になっていることを確認して下さい。 |