表1.DeviceNetボードリスト画面項目
項目 | 説明 |
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ボード |
DeviceNet Interface ボードの番号であり、1 – 4です。 |
コメント |
ボードを説明するために入力するテキストです。コメントは必須ではありません。 |
ラック |
コントローラのボードでDeviceNet ネットワーク経由でやりとりされる入出力を割り付けるために使用されるラック番号です。DeviceNet Interface ボードは、ラック81 から84 を使用しなければなりません。
ボードのラック番号は、ボード番号により決まります。 |
ステータス |
DeiceNet Interface ボードの現在の状態です。
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表2.DeviceNetボード詳細画面項目
項目 | 説明 |
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ボード |
選択したボードの番号を表示します。 |
ステータス |
選択したボードのステータス:ONLINE、OFFLINE、ERROR |
スキャナタイプ |
ボードのタイプを表示します。 現在は次のタイプがサポートされています。SST 5136-DN、SST 5136-DNP、SST 5136-DN3、SST 5136-DN4、slave only |
マザーボード |
マザーボードのタイプを表示します。現在は次のタイプがサポートされています。 full-slot, wide-mini, mini-slot |
MAC-Id |
ボードが使用する媒体アクセス制御(Media Access Control)IDです。0〜63の値でなければなりません。MAC-Idは、ネットワーク上のその他の全デバイスと異なっていなければなりません。 |
ボーレート |
DeviceNet Interfaceボードとネットワーク上のデバイスとの間の転送に使用されるデータレートを指定します。次のボーレートのどれか1つを指定します。
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ボード オート再スタート |
ONに設定すると、ボードまたはネットワークエラーが発生してその原因が解消された後、DeviceNetネットワークの通信を自動的に再開します。初期設定値はOFFです。 |
入力リジューム状態 |
この項目の設定値には、ラストとゼロの2つがあります。この設定は、ボードのラックに割り当てられた全ての入力(デジタル、アナログ、グループなど)に影響します。ラストに設定すると、入力はポートがオフラインになると、最後の値が保持されます。ゼロに設定すると、入力は0にセットされます。初期設定値は、ゼロです。 |
スレーブオペレーション:スレーブステータス |
この項目は、DeviceNetボードのスレーブ接続の状態を示します。スレーブ接続が無効である(マスターからの出力サイズ、マスターへの入力サイズが共にゼロである)場合、この項目はOFFLINEと表示されます。スレーブ接続が有効であり、外部マスターが接続されていない場合には、この項目はIDLEとなり、DNET-125のアラームが表示されます。外部マスターが接続されている場合には、この項目はONLINEとなります。この項目は表示のみで、設定することはできません。 |
スレーブオペレーション:スレーブエラーセベリティ |
スレーブがネットワーク上でアイドルであることを示すアラームDNET-125の重度(セベリティ)のレベルを設定します。WARN、STOP、PAUSEから選択します。初期設定値はSTOPです。 |
スレーブオペレーション: マスターからの出力サイズ |
コントローラが外部マスタのスレーブとして機能するようにするために、マスタからボードへの出力サイズをバイトで指定します。このボードをスレーブとして使用しない場合は0バイトにして下さい。 |
スレーブオペレーション: マスターへの入力サイズ |
コントローラが外部マスタのスレーブとして機能するようにするために、ボードからマスタへの入力サイズをバイトで指定します。このボードをスレーブとして使用しない場合は0バイトにして下さい。 |
表3.DeviceNetデバイス情報説明
項目 | 説明 |
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ボード |
この項目は、どのボードに対して診断操作が行なわれているかを示します。 |
Mac Id 最小値: 最大値: 63 |
この項目は、診断中のリモートデバイスのMAC Idを示します。リモートデバイスのMac Idの設定をここで変更して、スキャンリストに追加することができます。(デバイスがソフトウェアによってMac Idを変更できるものに限ります。) |
ボーレート 最小値: 125 kbps 最大値: 500 kbps |
この項目は、現在デバイスと通信に使用されているボーレートを示します。リモートデバイスのボーレートの設定をここで変更することができます。(デバイスがソフトウエアによってボーレートを変更できるものに限ります。) |
デバイス名 |
この項目は、デバイスの名前です。この定義がユーザデバイス定義に追加される際に使用されます。デバイス名は16文字まで可能です。 |
ベンダー Id |
この項目は、デバイスのDeviceNetベンダーIDを示します。ベンダーIDはODVAによって割り当てられます。 |
デバイスタイプ |
この項目は、デバイスタイプの値です。 |
プロダクトコード |
この項目は、デバイスの製造元によって割り当てられた製品コードの値です。 |
プロデュースト バイト数 最小値: 0 最大値: 128 |
この項目は、デバイスからネットワーク上に送出されるデータサイズ長です。 |
コンシュームド バイト数 最小値: 0 最大値: 128 |
この項目は、デバイスがネットワークから取得するデータサイズ長です。 |
デバイス定義状態 |
この項目は、他にユーザ定義が存在するかを示します。名前、ベンダーID、デバイスタイプ、プロダクトコードが一致している場合、一致しているとみなします。ステータスの項は、完全に一致している場合は、「定義あり」、I/O モードが不一致の場合は「モードミスマッチ」、I/Oサイズが不一致の場合は「I/Oミスマッチ」、アナログが不一致の場合は「アナログミスマッチ」と表示されます。 |
デジタル入力 最小値: 0 最大値: 1024 |
この項目は、デジタル入力点数が表示されます。 |
デジタル出力 最小値: 0 最大値: 1024 |
この項目は、デジタル出力点数が表示されます。 |
アナログ入力 最小値: 0 最大値: 32 |
この項目は、アナログ入力点数が表示されます。 |
アナログ出力 最小値: 0 最大値: 32 |
この項目は、アナログ出力点数が表示されます。 |
COS/CYC応答 標準設定: ハイ |
この項目は、COS/CYCLEモードで、応答を返すモードと返さないモードを切り替えます。(標準設定はハイで、多くのデバイスは応答を返します。) |
アナログが最初 |
この項目は、アナログデータをデジタルデータよりも先行して送るかどうかを示します。 |
入力データオフセット 最小値: 0 最大値:(デジタルバイト数 – 1) |
この項目は、コントローラがデータを取り込む際コピーしたデジタル入力の先頭から何バイトスキップするかを示します。 |
表4.デバイスリスト画面項目
項目 | 説明 |
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ボード番号とステータス |
この項目は、デバイスが接続されるDeviceNet Interfaceボードの番号、およびボードの現在のステータス(ONLINE、OFFLINE、またはERROR)を表示します。 |
デバイス名 |
この項目は、DeviceNetデバイスの名前を表示します。F4,[選択]を押すと、定義済のデバイスリストからデバイス名を選択できます。必要なデバイスがリストにない場合、新しいデバイスを定義してから選択しなければなりません。**************** は、デバイスが定義されていないか、関連するMAC IDを持つデバイスが存在しないことを示します。新しいデバイスリストエントリが追加されると、この値が表示されます。実際のデバイスを選択する前に「デバイスリスト」画面を終了すると、対応する行は削除されます。 |
説明 |
この項目は、デバイスの使用法または物理的位置を示すために使用できます。説明を使用して、同じタイプのいくつかのデバイス、および同じネットワーク上のデバイス名を区別します。 |
ステータス |
この項目は、デバイスの現在のステータスを表示します。
注意ボードの故障によって、通信が行なわれていないときでもデバイスがONになることがあります。(画面上部に表示される)ボードステータスには、こうした状況では、ERRORが表示されます。ボードの故障またはボードのエラーを解消し、ボードをオンラインにすると、デバイスとの通信が再開されます。 |
MAC |
この項目は、デバイスのMAC-Idを指定します。これは、I/O割付画面でこのデバイスのポートを指定する際に使用されるスロット番号でもあります。 |
表5.デバイスリスト画面 第2画面‐追加項目
項目 | 説明 |
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モード |
この項目は、現在のデバイスのDeviceNet I/Oモードを示します。デバイスは、6つあるモードのうち1つのモードを使って、DeviceNetで通信できます。
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インタ (msec) |
この項目は、スレーブがマスタによってスキャンされる間隔を意味します。(5 msecの倍数) |
オート |
この項目は、デバイスのオートリコネクト状態を示します。デバイスがオートリコネクトに設定されると、 ('Y'に設定されると), ボードは、デバイスエラーが解消されると、デバイスとの通信を自動的に再開します。'N'はオートリコネクトに設定されていないことを示します。オートリコネクトが有効の場合には、このデバイスで発生したデバイスエラーは、STOPエラーセベリティのアラーム(DNET-063)ではなく、WARNエラーセベリティのアラーム(DNET-122)になります。(システムソフトの版数V7.20 からは、オートリコネクトが有効の場合には、 デバイスエラーが発生してもアラームは出なくなりました。オートリコネクトが無効の場合には、STOPエラーセベリティのアラーム DNET-063が出ます。) |
EM |
この項目は現在未使用です。 |
QC |
この項目は、クイックコネクトの状態を表します。クイックコネクトを有効にするには、以下の条件を満たす必要があります。
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表6.定義済みデバイス画面項目
項目 | 説明 |
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デバイス名 |
デバイスの名前。これはDeviceNetデバイスをDeviceNet Interfaceボード上に設定すると、デバイスリスト画面に表示されます。 |
コメント |
DeviceNetデバイスを説明する追加情報を提供する領域です。 |
INV |
このカラムのアスタリスク (*) は、デバイスの定義が無効なことを示します。デバイスの定義が有効ならば、このカラムは空白です。デバイスの定義が無効な場合は、この定義を使ってデバイスを、いずれのボードのデバイスリストに対しても追加することはできません。 |
表7.定義済みデバイス詳細画面項目
項目 | 説明 |
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デバイス名 |
デバイスの名称。これはDeviceNetデバイスをDeviceNet Interfaceボード上に設定すると、デバイスリスト画面に表示されます。 |
コメント |
DeviceNetデバイスを説明する追加情報を提供する領域です。 |
ベンダー Id デフォルト: *** (不定) |
デバイスのベンダIDの値です。この値は、デバイスが送信する対応データと比較されます。この値がゼロならば、デバイスから受け取った値は全て受け入れられます。受け取ったデータの値が画面の値と一致しない場合、デバイスはERR状態になります。不定のベンダID値(***)を持つデバイスは、全て使用不可です。 |
デバイスタイプ デフォルト: *** (不定) |
デバイスのデバイスタイプの値です。この値は、デバイスが送信する対応データと比較されます。この値がゼロならば、デバイスから受け取った値はすべて受け入れられます。受け取ったデータの値が画面の値と一致しない場合、デバイスはERR状態になります。不定のデバイスタイプ値(***)を持つデバイスはすべて使用不可です。 |
プロダクトコード デフォルト: *** (不定) |
デバイスの製品コードの値です。この値は、デバイスが送信する対応データと比較されます。この値がゼロならば、デバイスから受け取った値はすべて受け入れられます。受け取ったデータの値が画面の値と一致しない場合、デバイスはERR状態になります。不定の製品コード値(***)を持つデバイスはすべて使用不可です。 |
I/O モード |
この項目は、スレーブデバイスとの接続に使用するI/Oモードを示します。 |
デジタル入力 デフォルト: 0 最小値: 0 最大値: 1024 |
この項目は、デジタル入力点数を示します。(8の倍数に丸められます。) |
デジタル出力 デフォルト: 0 最小値: 0 最大値: 1024 |
この項目は、デジタル出力点数を示します。(8の倍数に丸められます。) |
アナログ入力 デフォルト: 0 最小値: 0 最大値: 32 |
この項目は、デバイスでサポートされているアナログ入力点数を示します。 |
アナログ出力 デフォルト: 0 最小値: 0 最大値: 32 |
この項目は、デバイスでサポートされているアナログ出力点数を示します。 |
COS/CYC応答 デフォルト: YES |
この項目は、COS/CYCLIC モードで応答を返すかどうかを切り替えます。 (一般的なデバイスは応答を返すので、初期設定値はYESです。) |
アナログが最初 |
この項目は、デジタルより先に全てのアナログデータを送るかどうかを示します。 |
入力データオフセット デフォルト: 0 最小値: 0 最大値: (デジタル入力バイト数 – 1) |
これは、コントローラがデータを取り込む際コピーしたデジタル入力の先頭から何バイトスキップするかを示します。これはデータの”start point”が1であるために、メッセージの先頭のステータスバイトをスキップするために使用されます。この値は、デジタル入力の総バイト数よりも小さくなければなりません。また、少なくとも8デジタル入力分は(1バイト)残るような値を選択して下さい。以上の範囲を超える値は自動的に調整されます。 |
DeviceNetネットワークで複数モジュールを使用するには、モジュールリスト画面を使用します。表8."DeviceNetモジュールリスト画面項目"は、モジュールリスト画面の項目及びその説明です。
表8.DeviceNetモジュールリスト画面項目
項目 | 説明 |
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スロット |
この項目は、I/Oモジュールの位置を表す番号です。一般的には、スロット1が複数モジュールデバイスに近い位置のモジュールです。 |
モジュールタイプ |
この項目は、スロットに実装されているI/Oモジュールのタイプです。 |
コメント |
モジュールの機能あるいは特色をコメントに入力しておくことができます。 |
表9.DeviceNet診断ボードセットアップ画面項目
項目 | 説明 |
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Mac Id |
この項目はボードで使用されているメディアアクセス制御 IDです。これは0から63までの値でなければいけません。MAC-Idは、ネットワーク上のその他のデバイスと異なっていなければなりません。 |
ボーレート |
この項目はDeviceNet Interfaceボードとデバイスがネットワーク上で通信しているボーレートを示します。次のうちのいずれかを指定します。
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I/O モード |
この項目は、リモートデバイスが通信しているI/Oモードを示します。I/Oモードには4つの種類があります。
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