27.位置補正条件/座標系命令

位置補正条件/座標系命令は、位置補正データや位置データに使用される座標系を指定します。5つの命令があります。

複数のグループを持つシステムでは、位置レジスタを持つ命令を教示する時、グループマスクを設定することができます。グループマスクについて、以下を指定するためにファンクションキーを使用します。

イチホセイ ジョウケン イチレジ[x](ユーザザヒョウ[y])

イチホセイ ジョウケン イチレジ[x](ユーザザヒョウ[y])命令は、位置補正命令が実行された時に使用される補正量の情報を持つ位置レジスタを指定します。ユーザザヒョウ[y]にユーザ座標系が指定されている時、指定されたユーザ座標系は、位置補正命令がイチレジ[x]に指定された補正量を使用する時に使用します。位置補正命令は動作文に付加されます。 詳細は、5."動作付加命令"を参照ください。図197."イチホセイ ジョウケン"を参照ください。

図197.イチホセイ ジョウケン

イチホセイ ジョウケン

ユーザザヒョウバンゴウ =(値)

ユーザザヒョウバンゴウ =(値)命令は、使用するユーザ座標系の番号を設定します。値が0の場合、ユーザ座標系を使用しないことを示します。これはワールド座標系を使用することを意味します。図198."ユーザザヒョウバンゴウ =(値)"を参照ください。

この機能が有効であることを確認するためには、システム変数$USEUFRAMEがTRUEに設定されていることを確認してください。また、教示前にユーザ座標系番号が0でないことを確認してください。

ユーザザヒョウバンゴウ =(値)命令については、それ以降の位置データを適切なユーザ座標系で正しく記録するために、TPプログラムに挿入した後で実行する必要があります。

図198.ユーザザヒョウバンゴウ =(値)

ユーザザヒョウバンゴウ =(値)

ツールザヒョウバンゴウ =(値)

ツールザヒョウバンゴウ =(値)は、使用するツール座標系の番号を設定します。値が0の場合、ツール座標系を使用しないことを示します。これは、フェースプレート座標系で定義される座標系を使用することを示します。図199."ツールザヒョウバンゴウ =(値)"を参照ください。

図199.ツールザヒョウバンゴウ =(値)

ツールザヒョウバンゴウ =(値)

ユーザザヒョウ[i] = イチレジ[x]

ユーザザヒョウ[i] = イチレジ[x] 命令は、位置レジスタのデータを使用して指定されたユーザ座標系を定義します。図200."ユーザザヒョウ[i] = イチレジ[x] "を参照ください。

図200.ユーザザヒョウ[i] = イチレジ[x]

ユーザザヒョウ[i] = イチレジ[x]

ツールザヒョウ[i] = イチレジ[x]

ツールザヒョウ[i] = イチレジ[x] 命令は、位置レジスタのデータを使用して指定されたツール座標系を定義します。図201."ツールザヒョウ[i] = イチレジ[x]"を参照ください。

図201.ツールザヒョウ[i] = イチレジ[x]

ツールザヒョウ[i] = イチレジ[x]