パスワード は最大12の文字、数字、および記号を組み合わせたもので、作業者による各種操作および画面へのアクセスを制限する場合に使用します。パスワード保護は、立上げレベルユーザを定義しない限り無効です。
パスワードには8種類のレベル があり、レベルごとに可能な操作および表示可能な画面が異なります。レベル 3 — 7 はユーザ定義レベルです。表1."パスワードレベル"に4つのパスワードレベルの概要について説明します。
表1.パスワードレベル
レベル | 操作 |
---|---|
立上げ |
ユーザ名、パスワード、および レベルを割り付けることができます。ユーザ名とパスワードをクリアすることができます。パスワードログの有効/無効を設定することができます。システムにおけるパスワードユーザ数を設定することができます。設定、教示、生産レベルのすべての操作を実行できます。 注意立上げユーザは 1人 だけ設定できます。 |
設定 |
システム設定で一般的に行う操作を実行できます。 |
教示 |
生産ユーザより高度な操作を実行できます。 |
生産 |
基本的な操作を実行できます。 |
ユーザ定義 |
パスワード構成ファイルで別の定義がされていない場合は、生産ユーザと同じ操作を実行できます。 |
表2. パスワード画面設定項目
項目 | 説明 |
現在のユーザ |
この項目は現在ログインしているユーザを表示します。 |
現在のレベル |
この項目は現在のシステム保護レベルを表示します。 |
ユーザタイムアウト |
この項目は、ユーザがログインしたまま何の操作も実行しなかった場合に、どれだけの時間が経過すると自動的に生産レベルに戻るかを表示します。 |
タイムアウトまで |
この項目は、システムが生産レベルに戻るまでの現在の残り時間を表示します。 |
ログの記録 |
この項目は、操作をログに記録するかどうかを表示します。 |
ユーザの数 |
この項目は、システムの最大許容ユーザ数を表示します。 |
表3.パスワードユーザ一覧画面項目
項目 | 説明 |
ユーザ名 |
この列には、パスワードユーザに設定された名前が表示されます。 |
PWD |
この列には、ユーザのパスワードが設定されているかどうかが表示されます。 |
レベル |
この列には、ユーザのパスワード保護レベルが表示されます。 |
時間 |
この列には、ユーザのタイムアウト値が示されます。タイムアウト値は、何の操作も実行しなかった場合に、ユーザのログイン状態が、指定されたパスワードレベルでどれだけの時間維持されるかを表示します。 |
立上げユーザ |
パスワード機能の設定をするには始めに立上げユーザを設定して ログインする必要があります。 ログイン後、立上げユーザが各ユーザのユーザ名、レベル、パスワードを割り付けます。 |