ロボットの1軸又は複数の軸が動作範囲を超えて移動した時、オーバトラベルアラームが発生します。このアラームが発生している時には、オーバトラベルリミットスイッチがトリップし、システムが以下の様になります。
サーボシステムの駆動電源が遮断され、ロボットのブレーキが作動します。
オーバトラベルのアラームメッセージが表示されます。
操作パネルのエラーランプが点灯します。
教示操作盤上のアラームLEDがオンになります。
オーバトラベルに関与する軸の動作が制限されます。
各軸ジョグを行うと、オーバトラベルの軸番号がアラーム画面に表示されます。システムメニューのOT開放画面で手動でオーバトラベルを解除することができます。オーバトラベルの軸では、OTプラスまたはOTマイナスのどちらかにOTと表示されます。
OT開放画面については表1."OT解放画面項目"を参照して下さい。
表1.OT解放画面項目
項目 | 説明 |
軸 |
この項目は各軸の番号を表示します。 |
OTマイナス |
この項目は、それぞれの軸がオーバトラベル状態であるかどうかを示します。 |
OTプラス |
この項目は、それぞれの軸がオーバトラベル状態であるかどうかを示します。 |