カメラの初期設定についてもう少し詳しく
ロボット制御装置にカメラをつないだら、以下の手順でカメラの初期設定をおこないます。

手順1:カメラデータを新規作成する
カメラの初期設定が格納されたデータを「カメラデータ」と呼びます。
カメラの初期設定は、カメラデータを作成し、それを教示することでおこないます。
カメラデータは、カメラやセンサの種類ごとにひな形が用意されており、それぞれ専用の画面で教示します。
使用するカメラやセンサの種類に応じたカメラデータを作成します。

手順2:カメラの基本的な設定をする
カメラが接続されているポートの番号、カメラの設置方法、LED照明の有無といった、使用するカメラの情報を設定します。

手順3:カメラのピントや明るさを調整する
カメラで鮮明な画像を撮影するため、レンズの絞りやピント、LED照明の明るさ、露光時間を調整します。
レンズの絞りやピントは、レンズのリングで調整します。

手順4:カメラをキャリブレーションする
iRVisionはカメラで撮影した画像からワークを見つけますが、見つけた位置は、最初は画像上での位置として認識されます。それをロボットの動作に反映させるには、画像上での位置をロボットから見た位置に変換する必要があります。そのためには、カメラがどこに、どちら向きに設置されていて、どのくらいの範囲を見ているか、といった情報が必要になります。このステップでは、カメラをキャリブレーションすることで、これらの情報を設定します。