ディスペンステスト実行画面


ディスペンステスト実行画面

表1.ディスペンステスト実行画面項目

テスト実行条件 説明
ISDメータ動作 (ISDシステムのみ)

この項目で、運転中にディスペンサが動作するかを指定します。

  • 有効に設定すると、ディスペンサが動作して材料が塗布されます。ディスペンサに関連するすべてのエラーが検出されます。

  • 無効に設定すると、ディスペンサは動作(塗布、リポジション)を内部シミュレートしますが動作せず、サーボアンプに電力が供給されません。ディスペンサは非常停止エラーの影響を受けません。

通常のモード(バイパスモード以外)では、SS/SE命令の実行においてガンは開きません。しかし、バイパスモードでは、ガンが開き、材料が供給圧力によって塗布されます。以下のISDバイパスの説明を参照して下さい。

ISDバイパスの使用 (ISDシステムのみ)

この項目で、ディスペンサをバイパスするかを指定します。

  • 「はい」に設定すると、すべてのディスペンサバルブが開き、ディスペンサは動作しなくなります。従って、ディスペンサがバイパスされます。供給圧力によって(SS/SE命令を使用して)材料を塗布できます。このモードでは、計算された塗布体積は正確ではありません。このモードにより、ディスペンサに重大な問題(ケーブルの破損など)が発生した非常時に、供給圧力による材料塗布で生産を行うことができます。この場合、ISDメータ動作を無効にする必要があります。すべてのISD関連動作(動作反転、リポジション、準備圧など)は省略されます。このモードは、ISDメータ動作が有効でも無効でも使用できます。

  • 「いいえ」に設定すると、システムは通常の運転を行います。

ディスペンサ コントローラ モード

この項目で、ロボット制御装置が持つ塗布機能のウエット/ドライ状態を設定することができます。
  • ウエットモードのとき、制御装置は、正しいガンオープン指令とアナログ流量指令を教示されたタイミングで塗布装置に送信します。

  • ドライモードのとき、制御装置は、ガンオープン指令やアナログ流量指令を塗布装置に送信しません。

Process compの強制

この項目を有効に設定すると、PROCESS COMPLETEデジタル出力がオンになります。次のジョブが起動されるまで、PROCESS COMPLETEデジタル出力はオンのままになり、この項目は有効のままになります。この項目を無効に設定するとPROCESS COMPLETEデジタル出力はオフになり、ディスペンスツールが条件に基いて自動的にオンにします。