ツール座標系調整機能は、ぶつけたために曲がったりずれたりしたツールを補正するためにツール座標系を変更する機能です。ツール中心点(TCP)が曲がっていてもツールは使用可能な場合、TCPの変更を適応させるようにツール座標系を調整することで、プログラム内の全ての位置データを再教示することなくプログラムを実行することができます。
参照点を設定すれば、ツールが損傷した場合にツール座標系調整機能により損傷したツールを補正するようにプログラムの位置データを調整することができます。
表1.ツール調整画面項目
項目 | 説明 |
ツール座標系番号 |
調整するツール座標系番号です。ツール座標系番号を入力し、入力キーを押して値を変更してください。 |
参照点プログラム |
ツール座標系番号に対応するプログラム名です。ツール座標系番号を入力した後、自動的に設定されます。 |
参照点位置レジ番号 |
参照点プログラムの中で参照点に割り付けた位置レジスタ番号です。位置レジスタ番号を入力し、入力キーを押して値を変更してください。 |
調整形式 |
Z方向の調整形式を指定します。以下から選択します。
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参照点への移動 |
参照点への移動を有効にするかどうか設定します。F4「有効」またはF5「無効」を押して設定します。 |
ツール座標系調整 |
ツール座標系の調整を有効にするかどうか設定します。F4「有効」またはF5「無効」を押して設定します。 |
ホーム位置への移動 |
ホーム位置への移動を有効にするかどうか設定します。F4「有効」またはF5「無効」を押して設定します。 |