アラーム : アラーム発生画面


アラーム : アラーム発生画面

1.概要

アラームコードは以下の要素で構成されます。

  • アラームIDとアラーム番号

  • アラーム重度

  • アラームメッセージ

アラームコードは以下のように表示されます。

アラームID‐アラーム番号 アラームメッセージ

アラーム履歴画面では発生したアラームの一覧が表示されます。アラームの表示方法は2通りあります。

  • 自動表示 アラーム発生画面を使用します。最後にリセットを押した後に発生しているアラームでアラーム重度がWARN以外のものだけを表示します。

  • 手動表示 アラーム履歴表示画面を使用します。この画面ではアラーム重度に関係なく、最新のアラームを最大で100行まで表示します。特定のアラームの詳細情報を表示することもできます。オプションでMD:errext.lsというアラーム履歴に追加のアラームを保存することができます。拡張アラーム履歴オプションをインストールして設定すると、MD:デバイスに保存されたこのファイルは、最新の1000のアラームを表示します。アラームには番号が付けられ、日付・時間・メッセージ・詳細コード・アラーム重度の情報が含まれています。アラームメッセージと同様プログラム上の出来事が表示されますが、詳細コードとアラームメッセージはありません。

2.アラーム履歴の表示

手順1.アラーム履歴の自動表示

条件

  • アラーム発生画面を自動的に表示するために

    • システム変数$ER_AUTO_ENBをTRUEに設定するか、システム設定メニューでアラーム画面自動表示を有効に設定して、コールドスタートしている。

    • アラーム重度がPAUSEかABORTのアラームが発生している。

手順

  1. 以下の画面が自動的に表示されます。最後に制御装置がリセットされてから発生した、アラーム重度がWARNでない全てのアラームがリストアップされます。最新のアラームの番号が1となっています。

    サーボ-007 外部非常停止
    TEST1          15 行           終了
    アラーム: 発生
    1 サーボ-007 外部非常停止
    

  2. アラーム発生画面とアラーム履歴画面を切り替えるためには、F3(履歴/発生)を押します。

  3. iPendantを使用していて、画面分割を行っていない場合には、ワイド画面と通常画面を切り替えることができます。F2[切替]を押し、「ワイド表示」か「通常表示」を選択して下さい。

  4. 指定したアラーム重度のアラームについて自動表示しないようにするためには、システム変数$ER_SEV_NOAUTO[1-5]を変更して下さい。指定されたアラーム重度のアラームはアラーム発生画面では表示されますが、発生時に自動的に画面が切り替わることはありません。

  5. 指定したアラームについて自動表示しないようにするためには、システム変数$ER_NOAUTO.$noalm_numと$ER_NOAUTO.$er_codeを変更して下さい。指定されたアラームはアラーム発生画面では表示されますが、発生時に自動的に画面が切り替わることはありません。

  6. アラームが発生する直前の画面を表示するためには、リセットを押して下さい。アラーム発生画面とアラーム履歴画面を切り替えていた場合には、前の画面には戻りません。

    発生しているアラームが存在しない場合(システムがアラーム状態でない場合)、以下のメッセージがアラーム発生画面に表示されます。

    PAUSE以上のアラームは発生していません
    F3(履歴)を押すとアラーム履歴画面になります
    

    リセットキーを押して、システムをリセットすると、画面に表示されていたアラームが消去されます。